御朱印ならぬ「御翔印(ごしょういん)」をご存じでしょうか?
これは、JALとJTBが共同で企画した「空の御朱印」で、日本全国のJAL就航地55空港で手に入る特別な旅の証です。
空港ごとに異なるデザインが施されており、収集することで旅の思い出を形に残せるなんて素敵ですよね。
でも「御翔印はどこでもらえるの?」「購入方法は?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。。
そこで本記事では、御翔印のもらい方、販売場所、購入の注意点 まで詳しく解説します。
御翔印を手に入れて、旅の思い出をより特別なものにしませんか?
御翔印のもらい方:基本ステップを解説
御翔印をもらうには、全国のJAL就航地55空港で購入する方法が基本です。
しかし、購入方法や販売場所には注意点もあります。
ここでは、御翔印の入手方法を詳しく解説します。
どこで買える?全国の御翔印販売場所
御翔印は、JALが就航している全国55の空港で販売されています。
主要な販売場所は「JAL PLAZA(旧BLUE SKY)」や空港内の売店です。
ただし、一部の空港では販売エリアが限られており、搭乗者しか購入できないこともあります。
例えば、伊丹空港や中部国際空港では制限エリア内の店舗 で販売されているため、飛行機を利用しない場合は購入できません。
また、奥尻空港や北大東空港のように、空港内で販売していない例もあります。
その場合は、近隣の売店(例:奥尻港フェリーターミナル)で購入することが可能です。
購入方法と待ち時間の目安
御翔印の購入は、基本的に店頭で直接購入 する形になります。
購入の流れは以下のとおりです。
1.空港売店に行く(JAL PLAZA、BLUE SKYなど)
2.販売カウンターで希望の御翔印を伝える
3.レジで会計をする(現金・クレジットカード対応)
4.御翔印を受け取る
また、御翔印の購入制限 もあります。
多くの空港では「1人3枚まで」というルールが設けられています。
これは、転売防止や他の旅行者への配慮のためです。
待ち時間はどれくらい?
混雑状況によって異なりますが、一般的には待ち時間はほぼなしです。
ただし、以下のようなケースでは売り場が混雑する こともあります。
●観光シーズン(GW・お盆・年末年始など)
●地方空港の売店が1カ所しかない場合
●フライト前後の時間帯(特に午前中)
これらの時間帯を避けることで、スムーズに購入できるでしょう。
郵送対応はある?遠方でも手に入る方法
現時点では、JALやJTBによる公式の郵送販売は行われていません。
そのため、遠方に住んでいる人が御翔印を手に入れるには、以下の方法を検討する必要があります。
・家族や友人に代理購入を頼む
・旅行の際にまとめて購入する
・販売状況を確認し、事前に計画を立てる
なお、ネットオークションやフリマアプリでの転売品が出回ることもあります。
しかし、定価以上の高額販売や偽物のリスクもあり、注意が必要です。
可能な限り、正規の販売店で購入しましょう。
御翔印とは?基本情報と誕生の背景
御翔印の意味と特徴
御翔印(ごしょういん)とは、JALグループとJTBが共同で企画した「空の御朱印」です。
日本全国のJAL就航地の空港で販売されており、旅行者が訪れた空港の証として収集できます。
もともと、御朱印は寺社で参拝者が納経した証として授かるものですが、その文化を空港に応用したのが御翔印です。
御翔印には、空港名、IATAコード(空港識別コード)、各地域を象徴するデザインが施されています。
また、県名を金印で記し、滑走路に描かれた数字を取り入れるなど、細かな遊び心もあります。
これにより、訪れた空港ごとの特色を感じながら、コレクションとして楽しめます。
JAL・JTBが企画した背景
御翔印が生まれた背景には、地域活性化と旅の新たな楽しみ方の提供という目的があります。
JALグループは「JALふるさとプロジェクト」の一環として、各地の観光振興を支援する取り組みを行っています。
その中で、新潟空港のチームが「御朱印のような旅の記念品を作れないか?」と発案したことがきっかけでした。
ちょうど同じ頃、JTBも「御朱印文化を活かした企画ができないか」と考えていました。
そこで両社のアイデアが合致し、共同で御翔印プロジェクトを立ち上げることになりました。
2022年9月に11空港で販売を開始し、その後、全国55空港に拡大。
現在では、JALグループ就航地すべてで販売されています。
「翔」という文字に込められた意味
御翔印の「翔」には、「大空を自由に飛び回る」 という意味が込められています。
これは、JALが提供する航空ネットワークと、旅を通じて人々の交流を促進する願いを表しています。
また、翔の字を含む「御翔印帳」も販売されており、訪れた空港の記録を残せる仕様になっています。
ただの記念品ではなく、日本の伝統文化である御朱印と掛け合わせることで、新たな旅の楽しみ方を提供しているのが御翔印の特徴といえるでしょう。
御翔印帳とは?旅の思い出を記録するアイテム
御翔印帳のデザインと種類
御翔印帳(ごしょういんちょう)は、御翔印を収納できる専用の冊子です。
JALが販売するこのアイテムは、旅の記録を美しく残せるように設計されています。
サイズはコンパクトで、持ち運びやすい仕様になっています。
デザインは2種類あり、「黒」と「えんじ」 のカラーバリエーションがあります。
黒はシンプルで洗練された印象を与え、えんじはJALのエアバスA350型機の機内装飾カラーをモチーフにしています。
また、金の箔押しが施されており、高級感のある仕上がりです。
さらに、2冊並べるとJALの鶴丸ロゴが浮かび上がる という遊び心のあるデザインになっている点も特徴です。
このような細部へのこだわりが、多くの旅行者に支持される理由のひとつでしょう。
ポケットタイプで旅の思い出をしっかり収納
御翔印帳は、ポケットタイプの全20ページ構成 です。
これにより、御翔印を折り曲げることなく、きれいな状態で保管できます。
従来の御朱印帳と異なり、御翔印を貼る必要がないため、簡単に整理できるのもメリットです。
また、ポケットには搭乗券や旅の思い出となるチケット類も収納可能です。
これにより、旅行の記録をより豊かに残すことができるでしょう。
例えば、御翔印と一緒に飛行機の搭乗券を保管すれば、その時の旅のルートや時間が一目で分かりますね。
御翔印帳の値段と販売場所
御翔印帳は、1冊2,000円(税込) で販売されています。
全国のJAL就航地の空港売店(JAL PLAZA・BLUE SKYなど)で購入可能です。
ただし、一部の空港では制限エリア内での販売となるため、搭乗者しか購入できない場合があります。
商品名 | 価格(税込) | 販売場所 |
---|---|---|
御翔印帳(黒/えんじ) | 2,000円 | 全国のJAL就航地の空港売店 |
御翔印(1枚) | 350円 | 全国のJAL就航地の空港売店 |
**
なお、御翔印帳は数量限定ではないため、在庫がなくなる心配は少ないですが、人気空港では一時的に売り切れることもあります。
確実に購入したい場合は、空港の売店に事前に問い合わせておくと良いでしょう。
御翔印のデザインと地域ごとの特徴
御翔印は、空港ごとに異なるデザインが施されており、地域の特色を活かしたユニークな要素が含まれています。
単なる「空の御朱印」ではなく、各空港の歴史や文化を反映したデザインが楽しめる点も魅力です。
ここでは、御翔印のデザインの特徴や地域ごとの違いについて詳しく解説します。
各空港ごとのオリジナルデザイン
御翔印の大きな特徴は、空港ごとに異なるオリジナルデザイン が施されている点です。
これにより、訪れるたびに新しい発見があり、コレクションする楽しみが増します。
デザインの主な要素は以下のとおりです。
✅JALスタッフが手書きしたオリジナルの筆文字
各地のJALスタッフが直筆で書いた文字を使用し、空港ごとの個性を表現しています。
✅IATAコード(空港識別コード)の表記
例:「HND(羽田空港)」「ITM(伊丹空港)」など、国際的に認識されるコードが入っています。
✅滑走路の数字を取り入れた遊び心
各空港の滑走路に描かれた数字がデザインの一部に組み込まれています。
✅金印で記された都道府県名
各空港が属する都道府県名が金印で記されており、格式の高さを演出しています。
これらの要素が組み合わさることで、御翔印は単なる紙の記念品ではなく、その土地を訪れた証としての価値を持つアイテム となっています。
ここでしか手に入らない限定御翔印とは?
一部の空港では、通常の御翔印とは異なる特別仕様の限定御翔印も販売されています。
例えば、新潟空港の御翔印には、新潟県の名産品や歴史を象徴するデザインが加えられています。
これは、新潟空港のJALスタッフが特別に考案したもの で、他の空港では手に入りません。
また、佐渡島では四国八十八ヶ所巡りの影響を受けたデザインが採用されるなど、地域ごとの特色が反映された限定版も登場しています。
さらに、JALグループは今後、期間限定の特別デザインやイベントと連動した御翔印の販売も計画しているとのことです。
例えば、開港○周年記念や特定のキャンペーンに合わせた御翔印が登場する可能性もあります。
限定御翔印は、販売期間が限られているため、確実に入手したい場合は、事前に公式情報をチェックすることが重要 です。
御翔印を集めるメリットと楽しみ方
御翔印は、単なる記念品ではなく、旅の楽しみ方を広げる要素が詰まっています。
収集することで、新たな発見があったり、旅の目的ができたりと、さまざまなメリットがあります。
ここでは、御翔印を集める魅力と楽しみ方について紹介します。
旅の記念としての価値
御翔印は、訪れた空港ごとのオリジナルデザインが施されており、その土地の個性や文化が反映されています。
旅の証として御翔印を集めることで、「自分だけの旅行記録」 を形に残せるのが大きな魅力です。
また、御翔印帳に収納すれば、搭乗券や旅行中の思い出のチケット類も一緒に保管 できます。
例えば、「初めての飛行機旅行」「記念すべき○回目のフライト」など、思い出深い瞬間を視覚的に記録できるのもポイントです。
さらに、家族や友人と旅行する際に、御翔印をもらうことを目的にした空港巡り も楽しいでしょう。
「どの空港に行ったのか」「どんなデザインの御翔印を手に入れたのか」を振り返ることで、旅の思い出がより鮮明になります。
JALの地域活性化プロジェクトとの関係
御翔印は、JALの地域活性化プロジェクト「JALふるさとプロジェクト」の一環として生まれたものです。
そのため、単に空港で販売されるアイテムではなく、地域を盛り上げる役割 も担っています。
各地のJALスタッフがデザインに携わることで、地域の特色を生かしたオリジナル御翔印 が誕生しています。
これにより、御翔印を通じて各地の魅力を知るきっかけにもなるでしょう。
また、御翔印をきっかけに空港へ訪れることで、地方空港の利用促進 につながるメリットもあります。
たとえば、「御翔印がほしいから、この空港へ行ってみよう」といった目的が生まれることで、観光の流れが変わる可能性もあります。
JALは今後も、国内旅行の活性化を目的に、御翔印を活用したキャンペーンやイベントを展開する予定 です。
そのため、御翔印を集めることは、地域振興の一環にもなるでしょう。
空港巡りとご当地グルメをセットで楽しむ
御翔印を集めることは、ただのコレクションではなく、旅そのものをより充実させる楽しみ方 につながります。
全国の空港を巡りながら、その土地ならではのグルメや観光地を楽しむ ことで、より思い出深い旅になるでしょう。
例えば、以下のような旅行プランが考えられます。
●羽田空港 → 東京の観光スポット巡り&名物グルメ(もんじゃ焼き、寿司)
●伊丹空港 → 大阪の食べ歩き(たこ焼き、お好み焼き)
●新千歳空港 → 北海道の海鮮グルメ&温泉旅行
●福岡空港 → 博多ラーメンを楽しみながら九州を巡る旅
このように、御翔印をもらうついでに、その地域ならではの魅力を味わうことができます。
特に地方空港は、アクセスしづらい場所もありますが、だからこそ訪れることで新たな発見があるかもしれません。
また、御翔印のデザインには、その土地の文化や歴史が反映されているため、現地の背景を知ることでより深い旅行体験ができます。
よくある疑問と注意点
御翔印は全国のJAL就航地で入手できる旅の記念品ですが、購入方法や販売状況に関する疑問を持つ人も多いでしょう。
また、御翔印を集める際に気をつけたいポイントもあります。
ここでは、御翔印に関するよくある質問や注意点について詳しく解説します。
「御翔印」はいつまで販売される?今後の展開
御翔印は、2022年9月に販売がスタートし、現在では全国のJAL就航地55空港で入手可能です。
期間限定の販売ではなく、継続的に販売される予定です。
そのため、「今すぐ集めないと手に入らなくなる!」といった心配はありません。
また、JALは今後も御翔印のプロジェクトを拡大していく方針です。
その一環として、新しいデザインの追加や海外空港での展開 も検討されています。
将来的には、国際線のJAL就航地でも御翔印がもらえるようになる可能性もあるでしょう。
ただし、特別仕様の限定御翔印 は販売期間が決まっていることが多いです。
例えば、新潟空港の特別デザインや、キャンペーン期間中に販売される限定版などが該当します。
確実に手に入れたい場合は、JALの公式情報をこまめにチェックするのが良いでしょう。
購入時の注意点とルール
御翔印を購入する際には、いくつかのルールや注意点があります。
✅一人当たりの購入制限
多くの空港で「1人3枚まで」という購入制限があります。これは転売防止や、より多くの旅行者に行き渡るようにするための措置です。
✅販売場所の制限
一部の空港では、制限エリア内の店舗 でのみ販売されています。例えば、伊丹空港や中部国際空港、大分空港、広島空港、長崎空港、熊本空港では、搭乗ゲート付近でしか購入できません。飛行機に乗らない場合は入手できないため、注意が必要です。
✅販売状況の確認
御翔印は基本的に在庫が十分に用意されていますが、人気空港では一時的に売り切れることもあります。確実に購入したい場合は、事前に販売店に問い合わせて在庫を確認するのがおすすめ です。
✅一部空港では空港外で販売
奥尻空港や北大東空港のように、空港内で販売していない例もあります。その場合、近隣の売店(例:奥尻港フェリーターミナル、ハマユウ荘など)で購入することになります。事前に販売場所を調べておくとスムーズでしょう。
御翔印の転売には要注意!
最近、フリマアプリやネットオークションで御翔印が定価以上の価格で販売されるケースが増えています。
しかし、御翔印はJALグループとJTBが地域活性化のために企画したものであり、本来の目的とは異なる形で流通することは推奨されていません。
また、転売品の中には偽物が出回るリスクもあります。
特に限定デザインの御翔印は人気が高く、高額で販売されることもありますが、公式販売ルート以外での購入は注意が必要です。
確実に正規品を入手するためにも、必ず公式の販売店で購入することをおすすめします。
まとめ
御翔印は、JALとJTBが共同で企画した「空の御朱印」であり、全国55のJAL就航地で入手できます。
地域活性化の一環として誕生し、空港ごとのオリジナルデザインが施された特別な旅の記念品 となっています。
御翔印を集めることで、旅の思い出を形に残せるだけでなく、日本各地の空港を巡る楽しみも生まれます。
御翔印帳に整理すれば、搭乗券や旅行の記録を一緒に保管 でき、より思い出深いコレクションとなるでしょう。
また、JALの地域活性化プロジェクトとも連動しており、御翔印を通じて地方空港の利用促進や観光振興につながる というメリットもあります。
ただし、購入には販売場所や購入制限などのルールがあるため、事前に販売状況を確認しておくことが大切です。
今後、新しいデザインや海外空港での展開 も期待されており、御翔印の収集はさらに魅力的なものになるでしょう。
ぜひ、御翔印を集めながら日本全国の空港を巡り、旅の思い出を豊かにしてみてはいかがでしょうか?
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